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住宅購入前にチェックしたいポイント

住宅診断

セルフ・インスペクション

初めに申し上げますとホームインスペクションは専門家にお任せいただく事が一番です。
しかし費用面から考えて、家を探すときに全ての住宅に対してホームインスペクションを行うことはできません。
ここでは自分でできる簡単な確認方法についてご案内します。
あくまでも簡易診断となりますので、自己責任において実施してください。
そして簡易診断の結果、問題が見つかった場合は、売主又は不動産会社にご相談(補修済か、未補修の場合は補修可能か、現状有姿かの確認)することをお勧めします。
もし希望する住宅が見つかった場合には、より詳しい住宅の状況を知るためにホームインスペクションをご利用ください。

※簡易診断は全て目視確認で行う診断です。居住中の場合はジロジロ見られる事を嫌がる所有者の方もおられます。事前に「しっかり状態を確認したい。」という意思をお伝えいただき、ご迷惑にならないようお調べください。

外部(家の周りを2周ほど回りましょう。)

部位 建物の状態
基礎 割れや欠けがあり、鉄筋が露出している。
大きなひび割れがある。
蟻害 地面から細長い土の道が伸びている。
(塗壁)ひび割れや膨らみがある。
(サイディング)ひび割れがある。
(サイディング)シーリングが剥がれている。
軒裏 染み跡がある。
屋根 (瓦・スレート)屋根仕上げ材が割れたりズレたりしている。
(鉄板)板金が錆びている。めくれたり浮いたりしている。
(屋上有り)屋上の床が破れたり、浮いたりしている

内部(各部屋の床・壁・天井を順番に確認しましょう。)

部位 建物の状態
歩くと床がたわむ。
室内に入ると目まいが起きる。
壁・柱 壁や柱に染み跡がある。
壁に大きなひび割れがある。
柱と壁の間に隙間がある。
壁が膨らんでいる。
天井 染み跡がある。
膨らんでいる。
バルコニー 排水口が錆びている。又は割れている。
床にひび割れがある。

その他(不動産会社から書類を見せてもらい建物の状況を確認しましょう。)

増築や大きな間取りの変更がないか確認しましょう。
確認済証や検査済証、又は建築計画概要書、台帳記載事項証明書によって住宅の建築年や階数、延床面積(建築時)がわかります。例えば、確認済証で2階建てとなっているにも関わらず、現況が3階建てであったり、延床面積が異なる場合は増築されている可能性があります。
またリフォーム工事で1階の柱が抜かれてる等、大きな間取りの変更も耐震性について問題が出ている可能性があります。
このような住宅は耐震診断等を実施し、倒壊する恐れが無いか確認する事をお勧めします。

※既存住宅瑕疵保険の申し込みを検討されている場合、新耐震基準(昭和56年6月1日以降の建築確認を受ている)の住宅であっても、上記のように申請時と現況に相違がある場合は、別途耐震診断を実施し、現行の基準に適合していることを証明できなければ加入する事はできません。

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